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2004年設立 滋賀県彦根市に拠点を置き、ひとり芝居・演劇ワークショップなど、全国で活動中。パワフルな笑いの中に、常に社会的弱者に目を向けた作品を上映している。

代表作に、在日朝鮮人の100年の歴史を描いた「在日バイタルチェック」、すべての生き物の尊厳と誰もが持つ内なる差別性をユニークに展開する劇遊び「カンアジトン(こいぬのうんち)」、日本軍「慰安婦」被害ハルモニの人生を描いた「キャラメル」、部落差別の歴史と現状を描いた「人の値打ち〜たまちゃんとはるちゃん〜」などがある。

劇団石(トル)は朝鮮語で石という意味です。


これは、私たちの暮らしにある様々な矛盾や差別にお芝居で持って一石投じたいとか、代表きむきがんのルーツである済州島にとても石が多いということとか、また石が、最初ごつごつしていてもその流れの中でだんだん丸みを帯びてくるように、私たち人間も様々な出会いの中でごつごつとぶつかり合いながらもそのうち丸くつながっていけたらいいなとか、自分は石がちょっと好きとか、いろんな想いを込めて名付けました。

劇団が基調とする朝鮮半島に伝わるマダン劇は、民衆が生きていくために欠かせない芸能の一つで、村の中心に備えられたマダン(広場)に芝居を作り、観るもの演じるものすべての村人たちがその生活の喜びも苦労も分かち合ってきたものです。劇団石(トル)はその理念を大切に「民衆による民衆のための生きる糧になる芸術」を目指し活動を続けています。

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